やんばる北端の聖なる岩山・安須森:大坂寛「神のあるところへ」 石の章(11)
亜熱帯の木々が岩塊を覆う「原始の森」生物多様性の宝庫、原生林が広がる沖縄本島北部を「やんばる(山原)」という。その最北端、国頭村にそびえる4連の岩山は安須森と呼ばれ、古くから聖地としてあがめられ、現在でも神に祈りをささげる拝所が40以上ある。琉球国の正史『中山世鑑(ちゅうざんせいかん)』の「琉球開闢(かいびゃく)之事」によれば、祖神・阿摩美久(アマミク、アマミキヨ)が天より地上に降り、最初につくっ...

亜熱帯の木々が岩塊を覆う「原始の森」生物多様性の宝庫、原生林が広がる沖縄本島北部を「やんばる(山原)」という。その最北端、国頭村にそびえる4連の岩山は安須森と呼ばれ、古くから聖地としてあがめられ、現在でも神に祈りをささげる拝所が40以上ある。琉球国の正史『中山世鑑(ちゅうざんせいかん)』の「琉球開闢(かいびゃく)之事」によれば、祖神・阿摩美久(アマミク、アマミキヨ)が天より地上に降り、最初につくっ...
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