マンガの芸術性はなぜ高まったのか:表現の実験場『ガロ』が切りひらいたもの
白土三平の発表の場としてスタート『月刊漫画ガロ』は1964年7月、高度経済成長と昭和の東京五輪に沸く時代に誕生した。貸本マンガで数々のヒットを生んだ名編集者・長井勝一が結核の病床で構想、時代マンガ『忍者武芸帳 影丸伝』(全17巻)で大きな話題を呼んだ白土三平が資金面や構成などで全面協力し、創刊に至った。目的は白土三平の新長編を発表する場所を提供することと、貸本業界の低迷で描く場を失ったマンガ家たち...
白土三平の発表の場としてスタート『月刊漫画ガロ』は1964年7月、高度経済成長と昭和の東京五輪に沸く時代に誕生した。貸本マンガで数々のヒットを生んだ名編集者・長井勝一が結核の病床で構想、時代マンガ『忍者武芸帳 影丸伝』(全17巻)で大きな話題を呼んだ白土三平が資金面や構成などで全面協力し、創刊に至った。目的は白土三平の新長編を発表する場所を提供することと、貸本業界の低迷で描く場を失ったマンガ家たち...
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