【書評】大使が見た侵略戦争の実相:松田邦紀著『ウクライナ戦争と外交』
トラブルシューター2021年6月。駐パキスタン日本大使として、隣国アフガニスタンで勢力を拡大していたタリバンの状況を注視していた著者は、東京の外務省からウクライナへの赴任を打診された。すでに戦争の可能性が示されていたが、赴任を即断する。危険や不測の事態が多い任地を経験してきたトラブルシューターとしての自信がなせる業だった。一方で著者の脳裏をよぎったのは、アフガン戦争で敗北した国の指導者のことだった...

トラブルシューター2021年6月。駐パキスタン日本大使として、隣国アフガニスタンで勢力を拡大していたタリバンの状況を注視していた著者は、東京の外務省からウクライナへの赴任を打診された。すでに戦争の可能性が示されていたが、赴任を即断する。危険や不測の事態が多い任地を経験してきたトラブルシューターとしての自信がなせる業だった。一方で著者の脳裏をよぎったのは、アフガン戦争で敗北した国の指導者のことだった...
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