浄楽寺 阿弥陀三尊像:六田知弘の古仏巡礼
天才仏師・運慶が、奈良から関東に遠征して制作した阿弥陀三尊像である。両脇に観音菩薩と勢至菩薩を従える。浄楽寺(神奈川県横須賀市)の本尊として、鎌倉幕府初期の武将・和田義盛が制作を依頼したものだ。阿弥陀如来像は、右肩をあらわにして袈裟(けさ)をまとい、右手を挙げて左手を下げた「来迎印(らいごういん)」を結ぶ。これは臨終に際し、阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来る姿とされる。観音菩薩像と勢至菩薩像は、髻...

天才仏師・運慶が、奈良から関東に遠征して制作した阿弥陀三尊像である。両脇に観音菩薩と勢至菩薩を従える。浄楽寺(神奈川県横須賀市)の本尊として、鎌倉幕府初期の武将・和田義盛が制作を依頼したものだ。阿弥陀如来像は、右肩をあらわにして袈裟(けさ)をまとい、右手を挙げて左手を下げた「来迎印(らいごういん)」を結ぶ。これは臨終に際し、阿弥陀如来が極楽浄土から迎えに来る姿とされる。観音菩薩像と勢至菩薩像は、髻...
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