浄瑠璃寺 吉祥天立像:六田知弘の古仏巡礼
ふくよかな頬に切れ長の目、おちょぼ口が何ともチャーミングだ。浄瑠璃寺(京都府木津川市)の吉祥天像はインドの古代神話に登場する女神ラクシュミーに由来し、美と五穀豊穣(ほうじょう)をつかさどる。平安時代末期に浄土信仰が盛んになり、同寺の本堂(国宝)には西方にあるとされる極楽浄土の教主・阿弥陀如来九体(国宝)が横一列に安置される。九体の阿弥陀仏の中央に位置する大きな中尊の脇の厨子の中にヒノキの寄木造りの...

ふくよかな頬に切れ長の目、おちょぼ口が何ともチャーミングだ。浄瑠璃寺(京都府木津川市)の吉祥天像はインドの古代神話に登場する女神ラクシュミーに由来し、美と五穀豊穣(ほうじょう)をつかさどる。平安時代末期に浄土信仰が盛んになり、同寺の本堂(国宝)には西方にあるとされる極楽浄土の教主・阿弥陀如来九体(国宝)が横一列に安置される。九体の阿弥陀仏の中央に位置する大きな中尊の脇の厨子の中にヒノキの寄木造りの...
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