覆面シンガーが体現する日本文化の「仮面性」 隠すことの意味
YMO作品にみる二重の「仮面」1970年代後半に興った世界的なテクノポップ・ブームをけん引したイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の代表曲の一つに、「ビハインド・ザ・マスク」(1979)がある。英国出身の作詞家、クリス・モズデルが書いた英語詞は、生きるためにマスク(仮面)をまとう人間とその裏にある心のうつろさを暗示する。音声と楽器音を混ぜる装置ボコーダーを介してロボットのような声で歌われてお...
YMO作品にみる二重の「仮面」1970年代後半に興った世界的なテクノポップ・ブームをけん引したイエロー・マジック・オーケストラ(YMO)の代表曲の一つに、「ビハインド・ザ・マスク」(1979)がある。英国出身の作詞家、クリス・モズデルが書いた英語詞は、生きるためにマスク(仮面)をまとう人間とその裏にある心のうつろさを暗示する。音声と楽器音を混ぜる装置ボコーダーを介してロボットのような声で歌われてお...
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