一億総中流の時代の文学:小松左京から渡辺淳一、村上春樹へ大ヒットのエンタメ作品
「何が世界に肩を並べる日本か、という気持ち」『日本沈没』、小松左京、KADOKAWA/角川文庫小松左京(1931-2011)は、昭和36(1961)年に作家デビューし、次々とSF作品を世に送り出す。『日本沈没』(昭和48=1973=年)は発売後、たちまち400万部を超える大ベストセラーとなった。物語は、現在でも通用する火山・地震学の科学的知識を正しく踏まえたものだ。小笠原諸島にある無人島が、一夜に...
「何が世界に肩を並べる日本か、という気持ち」『日本沈没』、小松左京、KADOKAWA/角川文庫小松左京(1931-2011)は、昭和36(1961)年に作家デビューし、次々とSF作品を世に送り出す。『日本沈没』(昭和48=1973=年)は発売後、たちまち400万部を超える大ベストセラーとなった。物語は、現在でも通用する火山・地震学の科学的知識を正しく踏まえたものだ。小笠原諸島にある無人島が、一夜に...
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