千年たっても新しい──“本物は必ず残る”信念で職人を育て「江戸からかみ」を再興した版元・東京松屋
江戸からかみとは「唐紙」を知らなくても、「襖(ふすま)に貼る美しい紙」と聞けば想像がつくだろうか。和紙に版木や型紙で文様を摺(す)り、さまざまな技法で美しい装飾を施した実用的な表具材料。かつ、伝統的な工芸品でもある。東京・浅草近くに本社を構える「東京松屋」は、江戸からかみを製造販売する版元問屋だ。商品企画室の河野綾子さんによると、1690(元禄3)年、庶民向け娯楽本の版元として創業。やがて近隣の寺...

江戸からかみとは「唐紙」を知らなくても、「襖(ふすま)に貼る美しい紙」と聞けば想像がつくだろうか。和紙に版木や型紙で文様を摺(す)り、さまざまな技法で美しい装飾を施した実用的な表具材料。かつ、伝統的な工芸品でもある。東京・浅草近くに本社を構える「東京松屋」は、江戸からかみを製造販売する版元問屋だ。商品企画室の河野綾子さんによると、1690(元禄3)年、庶民向け娯楽本の版元として創業。やがて近隣の寺...
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