古琉球のグスクにそびえるワカリジー:大坂寛「神のあるところへ」 石の章(14)
王朝の盛衰、戦禍を見つめた荒城小高い丘陵に築かれた浦添城は13世紀ごろ、沖縄本島中部を支配した英祖(えいそ)王が居城とした。14世紀には瓦ぶきの正殿を中心に、石積みの城壁で囲まれた大規模な城(グスク)になった。周辺には英祖王らが眠る王陵「ようどれ」をはじめ、屋敷や集落などもあり、琉球王国(1429-1879年)の都・首里の原型になったともいわれている。1609年の薩摩藩による琉球侵攻で焼き打ちに遭...
王朝の盛衰、戦禍を見つめた荒城小高い丘陵に築かれた浦添城は13世紀ごろ、沖縄本島中部を支配した英祖(えいそ)王が居城とした。14世紀には瓦ぶきの正殿を中心に、石積みの城壁で囲まれた大規模な城(グスク)になった。周辺には英祖王らが眠る王陵「ようどれ」をはじめ、屋敷や集落などもあり、琉球王国(1429-1879年)の都・首里の原型になったともいわれている。1609年の薩摩藩による琉球侵攻で焼き打ちに遭...
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