国立劇場「2.0」を考える(後編):伝統芸能の保存・振興を超えた新たな「日本らしさ」探求の場として
伝統芸能の「博物館」国立劇場創設(1966年)当時の議論をひも解くと、「世界芸能としての日本芸能の生きた博物館」のように、「国立劇場」を「博物館」に例えた発言が見られる。校倉(あぜくら)造りの外観を打ち出した設計者の岩本博行氏にも「すでに古典となった日本の宝である歌舞伎や芸能を正倉院風の倉に収めて残す」(下線筆者)との発言がある(1963年、朝日新聞への寄稿)。今でこそ、日本の博物館・美術館(英語...

伝統芸能の「博物館」国立劇場創設(1966年)当時の議論をひも解くと、「世界芸能としての日本芸能の生きた博物館」のように、「国立劇場」を「博物館」に例えた発言が見られる。校倉(あぜくら)造りの外観を打ち出した設計者の岩本博行氏にも「すでに古典となった日本の宝である歌舞伎や芸能を正倉院風の倉に収めて残す」(下線筆者)との発言がある(1963年、朝日新聞への寄稿)。今でこそ、日本の博物館・美術館(英語...
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