秩父・橋立堂の巨大岩壁:大坂寛「神のあるところへ」 石の章(9)
太古から人の営みを見守る大岩壁秩父鉄道「浦山口駅」から川に沿った山道を十数分上ると、秩父札所28番の石龍山橋立堂がある。山道は武甲山への表参道でもあり、境内は登山客の休憩所にもなっているという。訪れる人がきっと驚くのは、80メートルほど垂直に切り立った石灰岩の大岩壁。厳しく雄々しいその姿は、古くから祈りの対象であったことが素直に想像できる。この大岩壁の下のえぐられたような岩の陰は、古代人の生活の場...

太古から人の営みを見守る大岩壁秩父鉄道「浦山口駅」から川に沿った山道を十数分上ると、秩父札所28番の石龍山橋立堂がある。山道は武甲山への表参道でもあり、境内は登山客の休憩所にもなっているという。訪れる人がきっと驚くのは、80メートルほど垂直に切り立った石灰岩の大岩壁。厳しく雄々しいその姿は、古くから祈りの対象であったことが素直に想像できる。この大岩壁の下のえぐられたような岩の陰は、古代人の生活の場...
あなたの反応は何ですか?






