【書評】プーチンとは全く違う「史上最高のスパイ」:名越健郎著『ゾルゲ事件80年目の真実』
プーチンのあこがれだったゾルゲウクライナ戦争が長引く中、ロシアではゾルゲを「第二次世界大戦の英雄」として顕彰する動きが強まっている。ゾルゲは日米開戦前夜の東京で、日本の政権とドイツ大使館の中枢に食い込み、ドイツ軍のソ連侵攻や、ソ連が最も知りたかった「日本軍の南進(ソ連とは戦わずに南方へ)」の国際的2大スクープをモスクワに通報した。日本最大の国際スパイ事件となるゾルゲ諜報団は1941年秋に摘発されて...

プーチンのあこがれだったゾルゲウクライナ戦争が長引く中、ロシアではゾルゲを「第二次世界大戦の英雄」として顕彰する動きが強まっている。ゾルゲは日米開戦前夜の東京で、日本の政権とドイツ大使館の中枢に食い込み、ドイツ軍のソ連侵攻や、ソ連が最も知りたかった「日本軍の南進(ソ連とは戦わずに南方へ)」の国際的2大スクープをモスクワに通報した。日本最大の国際スパイ事件となるゾルゲ諜報団は1941年秋に摘発されて...
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