柳田国男:『遠野物語』が伝える「普通の人々」の生きた歴史と魂の記録
普通の人々が歴史を作る国立国会図書館所蔵柳田国男(やなぎた・くにお)は、エリート官僚として働く傍ら研究を重ね、日本に民俗学という新しい学問を確立するために尽力し、多くの著作を残した。根底にあるのは、日本の歴史をつくったのは、有名な偉人ではなく、普通に日々を生きる市井の人々だとする考えだ。1875(明治8)年、今の兵庫県神崎郡福崎町の辻川で、医師の松岡操(みさお)・たけ夫婦の6男として生まれた。8人...
普通の人々が歴史を作る国立国会図書館所蔵柳田国男(やなぎた・くにお)は、エリート官僚として働く傍ら研究を重ね、日本に民俗学という新しい学問を確立するために尽力し、多くの著作を残した。根底にあるのは、日本の歴史をつくったのは、有名な偉人ではなく、普通に日々を生きる市井の人々だとする考えだ。1875(明治8)年、今の兵庫県神崎郡福崎町の辻川で、医師の松岡操(みさお)・たけ夫婦の6男として生まれた。8人...
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